知床・羅臼 クジラ・イルカに会いに行こう

国後島・シャチ・ミズナギドリ見どころ満載

知床半島の南側に位置する小さな漁港町・昆布で有名な羅臼(らうす)。町の95%は森林で覆われ、厳冬期はオホーツク海より流氷が南下してくる。この流氷の訪れや、湧昇流の恩恵により、海中にはプランクトンが活発に発生、通年さまざまな魚介類が生息する豊かな海だ。目の前に見えるのは、北方領土・国後島。羅臼漁港から約25キロの近さにある。

羅臼で人気のエコツアーが「クジラ・イルカウォッチング」。家族連れを中心に東京など遠方から多くの人が訪れる。知床羅臼町観光協会によると昨年7月の発見率はイシイルカ(100%)、マッコウクジラ(44%)、シャチ(26%)、ミンククジラ(14%)ということで、高い確率で見ることができる。

毎年6月、羅臼沖にはミズナギドリの大群が飛来し、水面を真っ黒に埋め尽くす。この時期、オーストラリアから豊富な餌を求めてやってくるのだ。翼を広げると約1㍍の渡り鳥で、多いときは数万羽の群れになるというから圧巻だ。

地元の観光クルーズ「はまなす」では、羅臼漁港から船で出発し、北端の知床岬を往復するコースが楽しめる。「クジラとの遭遇率は80%。クジラほど見られる可能性は高くありませんが、シャチを見に来るお客様の割合が多いですね」と同社の担当者。

北方領土の国後島を見ながら、イルカ・ホエールウォッチングできるのはここ羅臼だけ。北海の大自然、クジラやイルカが見たいという人にお勧めのツアーだ。

問い合わせ:はまなす観光 TEL:0153-87-3830

一回定員60名。週1~5回出航。1回3時間。大人5000円。
家族で乗船の場合、小学生以下は無料。中学生は2500円。要予約。

http://www.rausu-cruise.com/



オキアミをねらって集まるミズナギドリの群れ(6月撮影)写真提供 いずれも、はまなす観光


クジラの姿に感動!


運がよければ、シャチも見ることができる

【羅臼】近隣の温泉情報

●温泉
 熊の湯温泉羅臼川のほとりに作られた秘湯。良質の泉質と湯温の熱さで、地元の漁師さんにこよなく愛され続ける 。通年24時間
(ただし朝5時~7時までは清掃のため入浴不可)。

 ★セセキ温泉「北の国から2002遺言」のロケで有名になった海岸に岩で囲っただけの露天風呂。干潮時に合わせ入浴可能で、満潮時には海水に埋没してしまう秘湯。入浴可能期間:7月1日~9月15日干潮時から約2時間後に入浴可能。

 相泊温泉日本最北東端の温泉。舗装道路が果てる相泊地区にある。入浴可能期間:4月25日~9月30日。8~9月に台風、高波により施設に被害が出ると判断した時点で小屋は撤去

詳細は知床羅臼観光協会HP

http://www.rausu-shiretoko.com/bath.html

羅臼へのアクセス
中標津空港 【東京から1時間30分 札幌から1時間】

中標津空港から羅臼町まで車でおよそ1時間20分
(80km)

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