- 2014年5月12日
- 2021年4月20日
「被ばく牛は原発事故の生きた証」「誰かを捨てて、蹴飛ばして、今の平和や繁栄がある。それでいいのか、問い続けたい」 福島県浪江町・希望の牧場 吉沢さん
2011年3月に起きた福島第一原発事故で、福島県浪江町をはじめとする警戒区域内の農家が牧場の放棄と家畜の殺処分を余儀なくされた。そんな中で330頭の牛を救ったのが「希望の牧場(福島県双葉郡)」の吉沢正巳さん(60歳)だ。国の全頭殺処分指示に従わず、そして、苦渋の中で自分の家畜を置き去りにせざる得なかった地元の同業者からも反発を買った。何が牛を救出する行動へと駆り立てたのか。 警戒区域内の家畜のほと […]