それでも、きれいな海、豊かな自然、ツバル人の底抜けの明るさには癒されますし、『人間らしい生活とは何か』ということを考えさせられます。 豊かな自然、人の温かさなど、素晴らしいものがたくさんあり、将来もずっと残って欲しいと思います。 しかし、現地の人に話を聞いていると、『先進国のように最新の家電を持って、便利な生活がしたい』とか、『自分の子どもには、高い教育を受けさせたい』という消費社会、先進国への憧れもあるのも事実です。 ツバルが持つ豊かな自然、ここにある暮らしこそ、最大の財産だということを伝えていきたいと思っています。残る8500人の撮影は、あと5~6年で終わらせたいと思っています」
――鹿児島で「山のツバル」を始めたそうですね。 「自分も自然の中で暮らしてみようと、東京から拠点を移し、2010年9月から『山のツバル』をテーマに、鹿児島県で自給自足の暮らしを始めました。今、野菜などを自分で作り、かまどでごはんを炊く生活です。 |
![]() ▲COP15で写真展を開催。写真右は当時のツバル首相。 ![]() ▲ツバルの「今」を伝える遠藤氏の写真展 |